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CO2濃度公開システムの概要

 CO2濃度公開システムは,1)CO2濃度測定装置,2)データ中継装置、3)インターネット,4)データベース・サーバ,5)CO2濃度のウェブ公開、 6)CO2濃度のSL公開、のコンポーネントから構成されます。前記1,2,3については、世界各地にCO2濃度測定装置を設置するという観点から、 CO2濃度測定協力者の皆さまのご協力を得て進めることを基本とします。以下に構成図と個々の役割について示します。
 なお、国内外のCO2濃度をリアルタイムで測定し公開するシステムの市販品は見当たりません(H23年6月現在)。co2sosでは既存のインターネット 技術、市販装置およびソフトウェアの独自開発の組み合わせで、低廉かつ誰もが参加できる「CO2濃度公開システム」を提案し構築しています。


CO2濃度測定装置

 CO2濃度測定装置は、CO2濃度[ppm]、温度[℃]、湿度[%]を30秒周期で自動的に測定し、得られた情報をデータ中継装置(パソコン)に送る役割を担います。
 CO2濃度測定装置を屋外に設置する場合、百葉箱や軒下に設置する方法があります。何れも防水対策および屋内外を結ぶケーブルルートの確保が必要です。 また、測定装置とデータ中継装置間が5mを超える場合、USB延長器用のAC100V電源が必要となります。

【CO2濃度測定装置の例】・・・何れか一つを選定
 ・設置型CO2測定器(NDIR型センサ):40.0万円、現地据付調整費:10.0万円(メーカ聞き取り値)
  注:以下に示すUSB延長器およびデータ中継装置は不要。
 ・C2D-W02TR(無線型CO2測定器):14.0万円、微弱無線受信装置:8.0万円(ケーブル使用は不要)
  注:現地据付調整メーカ対応なし。co2sosにてサポート
 ・CO2モニターSDカード記録式MCH-383SD :2.8万円、USBケーブル:5.2千円
  注:現地据付調整メーカ対応なし。co2sosにてサポート。氷点下の測定はメーカ保障範囲外

【USB延長器の例】・・・何れか一つを選定
 ・USB-EX60(MAX60m):7.0千円、USB-EX50(MAX50m):6.4千円
 ・CBL-203D-20M(20m):5.0千円、CBL-203B-15M(15m):4.0千円
 ・CBL-203B-10M(10m):3.0千円、CBL-203B-5M(5m):2.0千円

【百葉箱の例】・・・何れか一つを選定
 ・百葉箱 特小型5号 一本脚型(単葉型):10.5万円
 ・百葉箱 壁掛け型6号(単葉型):4.4万円
 ・百葉箱(木材で自作):≒ 1.0万円
 ・百葉箱(タッパーで自作)≒ 0.1万円

データ中継装置

 データ中継装置は、CO2濃度測定装置から送られてくる情報をインターネットを介してデータベース・サーバに送る役割を担います。
 本装置は、パソコンに専用のソフトウェアを組み込むことで実現します。専用ソフトウェアにつきましては、co2sosが独自に作成したものを無償提供させていただきます。 現在、対応可能な測定装置は上記C2D-W02TRまたはMCH-383SDです。他の測定装置を選定される場合、ソフトウェアのカスタマイズの可否について検討させていただきます。
 なお、CO2濃度測定周期が30秒であることから、インターネットに常時接続しておく必要があります。また、使用するパソコンはWindowsXP以降のOSとExcel2003以降のソフトウェア が動作する性能と環境を必要とします。


インターネット

 インターネットは、データ中継装置とデータベース・サーバ間、データベース・サーバと後述のウェブおよびSL間を接続し、世界各地の人達にCO2濃度情報を配信する役割を担います。
 CO2濃度測定装置からデータベース・サーバに送る1回当たりの情報量は僅かであるため、光回線など高速回線に限定しません。また、既にインターネットに常時接続可能な環境を有する 場合、HUB(ハブ)から分岐するのみです。既にインターネットに接続されたパソコンをデータ中継装置として併用する場合、CO2濃度測定装置をパソコンに接続するのみです。  

データベース・サーバ

 データベース・サーバは、データ中継装置から受け取った情報を記録し、同時に後述のウェブおよびセカンドライフ(SL)に情報を提供する役割を担います。
 CO2濃度測定協力者の皆さまは、本サーバを利用することで自ら測定したCO2濃度情報を無償で記録・公開することができます。本サーバはco2sosが管理します。

CO2濃度のウェブ公開

 CO2濃度のウェブ公開は、ウェブを用いてCO2濃度をリアルタイムで世界各地の人達に公開するサービスです。現在、co2sosのホームページを用いて公開中です。今後、各測定点における過去24時間 のCO2濃度トレンド表示も計画中です。また、CO2濃度情報がある程度蓄積できた段階で、過去の記録も公開できるようにします。

CO2濃度のSL公開

 CO2濃度のSL公開は、三次元仮想空間内に設置したCO2公開センターからCO2濃度をリアルタイムで世界各地の人達に公開するサービスです。
 SLとは、インターネット上の三次元仮想空間内に存在する、米国リンデンラボ社が提供している空間「セカンドライフ」です。co2sosは、SL内にCO2公開センターを設け測定したCO2濃度を 地図上にリアルタイムで公開しています。なお、SLにアクセスするためには、専用のビューワが必要です(無償)。詳細は、トップページからリンクしています「セカンドライフの始め方」を ご参照ください。

CO2濃度測定装置設置に必要な概算費用

 CO2濃度測定装置設置に必要な費用は、1箇所あたり3.5万円~50万円以上と幅があります。この主な理由は以下の通りです。
 低価格の理由は、測定したCO2濃度をリアルタイムでパソコンに取り込める安価な測定装置が市販された点、加えて測定装置から受け取った情報をインターネットを介してデータベース・サーバ に送るためのソフトウェアをco2sosが独自開発した点、および廃棄パソコンをデータ中継装置として再利用する点にあります。本案を採用するデメリットは、屋外での24時間測定およびインターネット 接続するというメーカ想定範囲外の使用方法であるため、信頼性の面でリスクがある点です。なお、H22年8月からCO2濃度測定協力者の方が使用されていますが、今のところ故障は認められていません。
 次に高価格の理由は、屋外でのCO2濃度24時間連続測定を前提条件とし、加えてインターネットを介してデータベース・サーバに送る機能、および現地調整作業を含む点にあります。本案を採用 するメリットは、メーカ想定範囲内の使用方法であることから高信頼性が得られるという点、データ中継装置用のパソコンを必要としない点です。
 現段階における選択肢は僅かですが、本取り組みが拡がることで低廉かつインターネット接続可能な測定装置が市販されることを期待しています。なお、どのような測定装置であっても、測定した 情報をパソコンにリアルタイムで取り込める場合は、co2sosにてインターネット対応とすることができる可能性があります。是非、ご一報いただければ幸いです。