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基本理念

☆☆ 地球温暖化問題に関する共感と協力の輪を拡げよう ☆☆


 NPO法人co2sosは上記のスローガンのもと、「地球温暖化問題の解決のために世界中の人々が協働する持続可能な社会の実現」を目指します。

 人為的なCO2の排出量の増加により大気中のCO2濃度の上昇が加速され、そのことが地球温暖化の加速の一要因になっていることは、現在では誰もが知っている事実です。 しかし、そもそも大気中のCO2濃度がどの程度であるのかということや、植物の活動の影響などにより時間変動や季節変動を生じていることなど、CO2濃度の基礎的な動態を 知っている人はほとんどいないと思われます。動物が必要とする酸素は植物の光合成により供給されており、光合成ではCO2が消費され、また海洋表層によるCO2の吸収など、 地球では複雑な炭素循環のバランスが保たれています。CO2は我々にとって身近で不可欠な気体であるにも関わらず、こういった基礎的な動態でさえ知られていない現状に あると思われます。

 一方、CO2の排出抑制対策に関する情報提供は盛んに行われ、太陽光など自然エネルギーの利用、自動車の使用抑制、小まめな消灯など、誰もがそのことに関心を持っています。 しかし、それにより削減することのできるCO2の重量や、単位重量を削減するために必要とする投資金額、あるいは国の削減目標に寄与する程度など、対策の有効性や妥当性を 考える機会はそれほど多くありません。人々が地球温暖化問題に関して有する知識のほとんどは受け身の情報であり、また、世の中にはエコ製品に関する情報が氾濫しています。 このため、人々の知識は排出抑制対策やエコ製品の情報に偏っているようであり、CO2濃度の基礎的な動態や排出抑制対策の有効性・妥当性にまで注意を払う機会がほとんど ないのではないかと思われます。また、地球温暖化に関する知見のベースとなっている、CO2濃度の測定に関する研究分野への関心も希薄であると思われます。

 各国政府や企業が実施しようとしているCO2の排出抑制対策を行うには、今後とも莫大なコストがかかります。そのコストは税金や公共料金として、あるいは商品価格に 転嫁され、最終的には私たち国民や消費者が負担することになります。また、エレベーターの間引き運転や冷房温度の28度設定などでは、利用者に不便や我慢を強いること になります。このように、CO2の排出抑制対策は私たちにコスト負担や不便を強いるなど、ともすると私たちの生活水準を下げなければならない側面を持っています。できれば、 自分たちの生活水準はなるべく下げないで、楽しく排出抑制対策に取り組みたいものです。

 では、どのようにすればCO2の排出抑制対策と私たちの生活水準をうまく両立させることができるのでしょうか。この問題を解くための一つのきっかけとして、co2sosは、 世界中の人々が地球温暖化問題やCO2の排出抑制対策に関する正しい知識を持ち、この問題に関する議論や意思決定に何らかの方法で関わる努力をすべきであると考えました。 そのためには、地球温暖化問題に関する様々な知識を正しく学ぼうとするモチベーションを高めることから始めなければならないと考えました。 この考えに基づき、co2sosでは現在、次のとおり3つのアクションを展開しています。

 一つ目のアクションは、世界各地の人々とともに、地表面付近のCO2濃度の全世界観測網を構築することです。測定結果はインターネットを利用してサーバーに集め、 リアルタイムで公開するとともに、誰でも容易に使えるよう無償で提供します。測定装置の設置に協力し、自分自身の提供した測定データが世界に向けて発信されることに、 協力者は強い魅力を感じるのではないでしょうか。また、観測網が次第に広がっていくにつれて、オンライン公開システムは興味深い姿を私たちに見せてくれることでしょう。 この活動への協力を通じて、人々は私たちの生活圏のCO2の動態への関心を高めていくことでしょう。
 二つ目のアクションは、情報ネットワーク技術を活用して、世界各地の環境保護団体や環境保護に興味のある個人の間の交流を活性化させることです。co2sosはインターネット上 に存在する仮想空間の中に主たる事務所を置いており、そこでCO2濃度のリアルタイム公開を行っています。また、事務所を議論や情報交換の場として世界中の人々に提供しています。 チャット、メール、動画、三次元イメージなど多様な情報伝達手段を用いることができる仮想空間は、コミュニケーションツールとしての大きな可能性を有しています。 これによる交流が活性化すれば、相互に啓発し合うことができるでしょう。
 そして三つ目のアクションは、CO2や温室効果ガスのことを共に学び、地球温暖化問題を皆さんと一緒に考える、相互学習活動の場と機会を提供することです。参加した人々にとって、 またco2sosにとっても、この相互学習活動は、さらに学習を深めるためのきっかけとなるでしょう。

 これら三つのアクションは、地球温暖化という人類全体に関わる問題に向き合う手がかりや場を提供することにより、地球温暖化問題に関する様々な知識を正しく学ぼうとする モチベーションを高めるための活動です。co2sosは、これらの活動のことを「いざない活動」と呼ぶことにしました。co2sosは、この「いざない活動」を通じて、地球温暖化問題の 解決のために世界中の人々が協働する持続可能な社会の実現を目指します。